昨年、米沢への旅の目的の一番はS.Tさんに会う事でしたが、二番目の目的は「紅皿(BENI-ZARA:lipstick)」を購入する事でした。
紅皿とは?…所謂「口紅」なのですが、この口紅はただの口紅ではありません。紅花と烏梅(うばい)という梅の薫製みたいなものですが、この自然素材だけで 作られている究極の天然色素口紅なのです。This was made with flower extracts.
イメージ的には舞妓さんの口紅の色。
世界中探しても「花」で、しかもここまで色素を完成された形で取り出しているものを私は見た事がありません。
もちろん製法は非公開
こういった工芸品の紅は、京都などでもお土産として貝殻に紅を塗って販売していますが、それには赤色1号等の食品に使われる着色料のようなモノが使われて出来ています。
似てはいますが中身はそういった商品とは全く別ものです。
本物は玉虫色の輝きがあり、実際に唇に紅をさすと角度によってこのメタリックカラーがうっすらと紅色の唇を金色に輝かせます。この加工が出来るのは日本でも数人です。
本物の輝き
私はアレルギー持ちで、市販の口紅を付けると唇が荒れて、唇の皮が剥けてしまうのですが、口紅をしていないと顔色が悪く見えるので、これまでは外に出る時は我慢して市販のものを使わざるおえませんでした。しかしこの口紅を使ったら全くそのような症状はなく、本当に唇の状態が良いです(^^)。
この紅花の口紅は使い方にちょっとコツがあって、石けんで洗顔した後の、油分が唇に無い時に紅筆で水で溶いてお好みの色に挿していくのがポイント。唇に油分があ
ると水で溶いた紅をはじいてしまうのです。基本ピンク系なので薄く付けるとピンク系で、しっかり付けると舞妓さんの様な赤にも出来ます。そしてそのままだ
と油分が無いので、椿油や私はマカダミアンナッツオイル(白色ワセリンでもOK)を塗って艶を出します。
これにしてから唇の皮が剥ける事もないですし、なにより安心です。口紅は材料に何を使っているか良くわからないし、クレヨンみたいなものを食べているのかな〜って思うと…。もう人生で何本の口紅を食べて
来たのだろう…。
また、紅花は漢方薬にも使われていて、女性には嬉しい効能が沢山♪(詳しくは。紅花/口紅/等で検索してみて下さい)。
口紅がなかなか合わないで皮が剥けたりしている方がいらしたら、試してみる価値はあると思います。
購入先 米沢市 「株式会社 新田」
http://www3.omn.ne.jp/~nitta/さんという米沢織の織元さんです。
http://www3.omn.ne.jp/~nitta/さんという米沢織の織元さんです。
この様な世界には無い日本独自の伝統工芸の技を見ると、なんとか日本の多くの人、更には世界中の人に知ってもらいたいと私は心から思うのです。
私もそうだったので、化学物質過敏症の方で化粧品(口紅)で悩まれている方、是非一度お試し下さい。
ブログ新設おめでとう!!
返信削除そしていろいろお疲れさま!!^^
お母さんが落ち着いてきたようでよかったよ~。
紅、きれいね。昔ながらのものを見るとなんだか安心しますね。
その素材と技術が残ってることに。
口紅をつける習慣がないけど、ちょっと使ってみたい。